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バンコク・アンコールワット・アユタヤ 旅行記

国境付近で日傘サービスでチップをかせぐ子供


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■いざカンボジアに向けて

正直ちゃんと起きれるかどうか不安でした。
こういうときは、自分の中で暗示します。

【朝4時半といっても日本時間で考えたら6時半だ。だから俺は起きれる】と、まあかなり意味不明な暗示ですが。
ホテルを5時半頃にチェックアウトして、タクシーに乗ってカオサンに向かいます。

朝6時半にカオサン通りに集合していよいよアンコールワットツアーがスタート。13時間近い移動が始まりました



バンコクからシェムリアップまでの距離はだいたい東京〜名古屋といったところでしょうか。

まず我々が向かうのは、タイとカンボジアの国境であるアランヤプラテート。ここまでは整備された国道を飛ばして進んだので順調に進み4時間ほどでつきました。



ここでエージェントがパスポートを回収。
我々が昼ごはんを食べている間に、エージェントが代理店がカンボジア総領事館にビザ申請に向かいます。

そして、いよいよタイからカンボジアへ国境超えです。
タイでの出国審査は、比較的スムーズ。出国審査を超えるとカンボジアのアンコールワットをあしらった門があります。



ただ門を抜けてもしばらくは、入国審査がありません。
実はこの近辺は国境の緩衝地帯をカンボジアが利用してカジノなどの娯楽施設を作ってタイ人から外貨を稼ぐ戦略をとっているようです。



この近辺はイミグレーションのスタッフも胡散臭いし、徐々に雰囲気が変わっていくのが感じられます。
代行業者のタイ人もトラブルが起きないようにかなり神経をぴりぴりさせていました。

いよいよカンボジアのイミグレーションが見えてきましたが、ここからがこの移動の正念場になりました。




■地獄の国道6号線

カンボジアの入国審査風景。とにかく時間がかかる。おそらく下の写真を撮ってからゲートを通過するまで1時間はかかる、目が回りそうだった。



そんな中でイミグレーションで見かけた「子供の虐待は犯罪です」という英語で書かれたポスターが何枚も貼られていたのはカンボジアの現状を知る上でのジャブとなりました。 さてカンボジア国境サイドのポイペトは、地球の歩き方ではかなりネガティブな記述になっており陸路で行く旅行者もあまり滞在しない方がいいらしい。



国境からシェムリアップまでは、国道を使っていくがこの国道の状況がひどい、ひどい。ダートレースのコース状態。



そして道沿いにいるカンボジアの方々の経済状況がタイとかけ離れていたことも大きなショックでした。 平気で道に穴が開いていたりするため揺れがひどくすざましい。

個人的にはここ最近の旅行で、一番きつい時間帯でした。 しかし私はそれでも車を使えたから良かったものの、バスで移動する羽目になると窓から砂が入ってくるは、車に比べて時速は出せないはで、散々だったようです。 ちなみにカンボジアでは砂埃がとにかくすごい。僕は現地にいるときに1日3回シャワーを使い、そのうち2回はシャンプーで頭を洗っていました。



本当、日本で立派な道路を毎年整備する暇があったら、こっちの幹線道路を整備してやってほしい。



本当、建物も何もないため水平線が見えるといったような状況。夕日を見ていると深夜特急の主題歌になっていた井上陽水の「積荷のない舟」が脳裏をよぎりました。

さて、道半ばで日が暮れてしまうと、ますます不安感が増してきますが、シェムリアップに近づくにつれて整備された道と光が見えてきました。 20時前にようやく到着。 この日は単なる移動日ではあったものの、インパクトが強く残った一日でもありました。

6日目に続く




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