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キャセイパシフィック航空で行った香港・ホーチミン旅行記
3日目 香港からホーチミンに移動&ホーチミン市内観光


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■またね、香港!そして・・・・



翌日の早朝、市内と空港を結ぶエアポートエクスプレスの香港駅にいました。
エアポートエクスプレスを使って香港駅もしくは九龍駅から乗車する客は飛行機のチェックインがそれらの駅ですることができるので、預け荷物からも解放されて大変便利です。



そんな香港駅のベンチで前日食べ切れなかった北京ダックなんかを食べたりしています。なんか気分は贅沢ですねw
向こうでは食べ切れなかったものをテイクアウトできるように包んでくれるんです。



それにしてもガラスが全面的に使われている香港国際空港は本当にきれいです。



まさにアジアのハブ。

そんな感じで空港をぶらついていると、あっという間に搭乗する飛行機のファイナルコールがなっていました。 そんなわけで急いで飛行機に飛び乗ります。

たった2日間弱の香港ですが、楽しく過ごすことができました。
次なるはお初となりますベトナム・ホーチミンです!




■ホーチミンへ向かう機内で



普段は大して書くことのない機内ですが、以外に濃密だったので書いてみます。



香港からホーチミンまでは1494キロ、東京から九州までフライトぐらいの近距離線になります。



機内食はしっかり出ましたが。

そんな短いフライトですが、印象に残ったことがいくつかありました。

(1)日本人のフライトアテンダントがいた。
僕の認識では外資系航空会社の日本人フライトアテンダントは、基本的には本国⇔日本線のみ乗務しているのかと思っていました。

しかしキャセイの香港⇔ホーチミン線には日本人の方がいて思わず「日本の方ですか?」と聞いてしまいました。

その方の話によるとキャセイでは日本人であってもばんばん日本線以外の路線にも搭乗できるらしいです(ちなみに香港ベース)。

確かによくよく考えるとキャセイは香港からのアジア線のコネクションが優れているのでバンコク、シンガポール、KL、ホーチミン、デリー、ドバイといった路線にも日本人客は多く、その点で日本路線以外にも人員配置を行っているのかもしれません。

(2)隣のメキシコ系アメリカ人
この人は強烈だった。いきなり観光で初めてベトナムに行く俺に「ホーチミンは何もないぜ」など悪口の連発。この方は靴のデザイナーでLAから香港乗り継ぎでホーチミンに向かっているらしいですが、とにかくベトナムを嫌っていましたw

そのあとは「オバマとマケインのどちらを支持するか?その理由は?」、「アメリカの金融機関の公的資金投入に支持するか?その理由は?」と英検の二次試験かよ?といいたくなるような話ばっかされていました。

こっちはただでさえボキャブラリーがない中で相手の誤解をうまないように自分の考えを英語でしゃべるのは本当にきつい。



それにしても今回はプランがまったくなく宿こそ日本でネット経由で予約したものの具体的に何をするかイメージしてなくて、せいぜい黒木亮の「アジアの隼」で読んだ90年代後半の熱いベトナムの雰囲気を感じれたら程度しかありませんでした。

ベトナムのガイドブックを買ったのも出発前日の夜でしたし・・・



そんなわけで先ほどのメキシコ人と逆隣りにいたアメリカ人とベトナム人の夫婦にガイドブックを渡して、「お勧め教えて」と聞いたりしていました。
その結果、えらいマニアックな郊外のお寺をお勧めしてくれましたが。

そんな事をしていると飛行機が着陸態勢に入ってきました。隣のアメリカ人が着陸態勢になって見えてきたホーチミン市内を窓から見ながら「高いビルなんて全然ねーだろ」と悪態をついています。w


■空港からホーチミン市内へ



ホーチミン国際線ターミナルは2007年に日本のODAなどの援助を受けてオープンした非常にきれいな建物です。



しかし税関を抜けると、ごらんのような壮絶なタクシーの運転手、旅行会社、出迎えの方々の人ごみ。まさにアジア!



さんざん変なタクシーの呼び込みは無視してとりあえず安全そうに思えるタクシーに乗りました。
しかしなぜかその運ちゃんが足をひきずっているわけです。

どうしたのかな?と思っていたんですが、運転しながら「さっきバイクと当ってけがをしたんだ」といって傷痕から血が出ている状態の足を見せてくるわけですよ。

さすがにドン引きしましたが、「これが終わったら病院に行ったほうがいいよ」というのが精一杯でした。



そんな中、なんとか宿に到着。通常価格1泊70ドルのところを44ドルで抑えた部屋です。



ベトナムのドンの準備も完了です。
単位がおもちゃのお金みたいですが・・・ テレビをつけるとアジアマーケット大暴落のニュースが。うんざりしながらも町に出てみます。


■恐怖のバイク軍団&フォーを食べる

(1)バイク・バイク・バイク

さっそく街に出てみたが、恐ろしいのがバイク・バイク・バイク。
まともな信号も少ないし、あってもすきあらばで突っ込んでくるし、最初は覚悟をきめて渡ることができなくて本当に大変でした。



でも強気に渡る姿勢を見せればバイクはよけてくれたりしてくれます。



ごらんのような交通状況で当然空気も悪く、ホーチミン市の平均寿命は地方に比べて短いらしい?(現地人の証言)



子供達も送迎に親がバイクを使って行っているようです。
ちょうど学校を通りかかったら校門の前をバイクで埋め尽くされていました。



(2)さっそくポーを食べてみます。

とりあえずベトナム一発目の食事は



現地のファーストフード店PHO24



ドンコイストリートに最近オープンしたお店で、開店祝いにペプシをプレゼントされました。
日本でベトナム料理を食べるとまーまーしますが安く食べれるのはうれしいものです。


■ベトナム戦争の記録をたどる〜戦争証跡博物館



ちょうど自分が生まれたころにはまだ行われていた近代戦争の代表格 ベトナム戦争。
それを知らない若い世代の方々も増えてきたようですが、ホーチミンではその戦争の現実に触れることができる博物館などがたくさんあります。 その代表格が戦争証跡博物館



どんな拷問が行われてきたか



枯葉剤の影響とみられる奇形児の写真が隠されることなく並んでいました。
またベトナム戦争では多くのジャーナリストが現地に行っていたことで、貴重な写真がたくさん残っています。

その代表格が沢田教一さん。 数年前に大沢たかおが沢田さんを演じたドラマを思い出しました。



沢田教一さんが取材時に携行していた身分証明書



沢田さんがピューリッツァー賞を受賞した有名な写真も出ています。



結構日本人ジャーナリストが犠牲になっているんですね。
フジテレビや米国のテレビ局と契約されていたかも・・・



米国と戦うベトナムに対する世界からの支援というコーナーでは、日本における活動もご覧のように紹介されていました。


■ホーチミン市内をぶらぶら



博物館を後にして徒歩で市内の主なところをぶらぶらしてみた。
サイゴン大教会。写真だけ見る限りホーチミンの写真に見えませんね。(笑)



中央郵便局



日本でいえば丸の内郵便局みたいなものなんでしょうね。 風格がありますね。
このあと地元で一番といわれている百貨店に行ってみましたが、いまいち・・・・



そんなことをしているうちに、気がつけばあっという間に夜に。市人民委員会とホー先生の像。カメラマンの方がぶらぶらして写真撮影のバイトをやっていました。



いまだに国営百貨店なるものがあるベトナム。さすが社会主義国。
こちらのスーパーにはベトナムコーヒーなどをお土産目的に買いに日本人が大挙して押し寄せています。



すぐに宿に帰るのもいやだったので、REXホテルの上のルーフトップ・ガーデン・レストラン&バーでまったりと。
2007年に熱狂的な資金流入によって3倍になったベトナム株は1年で半分に・・・・

そして先進国においても大手金融機関の淘汰が始まったりと、そんな最近の出来事や自分の仕事などをぼけーと考えたりしていました。



サイゴンビールをごくりと。明日はメコン川に行ってみます。

4日目に続く



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