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寝台急行 銀河 東京駅〜大阪駅 B寝台乗車記
2008年3月14日 最終運転 東京駅レポートを追加(乗車記の下になります)


■はじめに



2007年7月、これまで機会があれば乗ろうと思っていた東京と大阪を結ぶ寝台急行 銀河についに乗ってきました。
高速バスなどに押されて乗車率が落ちきているといった懸念材料も多く、一般の方には存在さえ知られてないかもしれないですが、夜の東海道を走る客車の旅の魅力をお伝えできればと思います。




■東京駅



東京駅10番線ホームには23時から立て続けに寝台急行銀河大阪行き、さらには快速ムーンライトながら大垣行きなどが相次いで発車していきます。

それに加えてちょうど夏休みの真っ只中ということもあり、非常ににぎやかなホームになっています。
すでに出発30分前に銀河がホームに入線していました。「銀河」のロゴがきらりと光ります。



出発を待つ銀河号の様子。
夜汽車といった感じが良く出ています。



いよいよ車内の中に入り込みます。大阪駅まで約8時間弱の旅です、なおB寝台で東京〜大阪のトータルの料金が16000円弱、のぞみの指定席が14250円、高速バスが8900円ですから、いかに価格がネックになっていることがお分かりいただけるかと思います。w



急行銀河 大阪行きのJR西日本仕様の方向幕がかっこいいです。



田町から東京駅に牽引してきた機関車が今度は、大阪向けて付け直されます。


■早速 銀河の車内へ



写真が今回の私の寝台。上段は面倒だったので下段にしておきました。
縦幅は180近い私でも足が伸ばせるくらいあります。



ちなみに上段はこちらです。
僕は寝癖が悪く二階建てベットから何度か転落した実績があるのでエンリョウしました。
(景色も見れないしね)



基本的には「国鉄時代」の客車を使っているので、備品が本当に天然記念物状態なんですよねw
だから高層ビルが増えてきた東京駅なんかにいると、本当場違いもいいところといった感じになります。
A寝台では、ご覧のような雑談(喫煙)できるスペースが申し訳ない程度に設けてありました。



車掌さんはJR西日本の方が東京から大阪まで夜を通して勤務します。
荷物を置いたそうそうに車内改札を僕も受けました。

さあ、いよいよ出発です。


■いざ夜の東海道をひた走り・・・



先ほど申し上げたように夏休みだけあって稼働率が非常に高かったのが意外でした。おかげさまで、私の列は上段・下段すべて埋まっていました。w



1時前に熱海に到着。当然ですが、ほとんど人気もありません。ここからJR東日本管内からJR東海管内に突入します。



新富士駅で、貨物列車に追い抜かれ・・・・
夜の東海道は貨物列車が主役になります。旅客列車はあくまでも脇役になります。頑張って起きていた私もここらへんで力尽きて意識が・・・

気がつけば静岡〜浜松〜豊橋〜名古屋と通過しています。



途中でふと目をさますと、JR西日本の車両が・・・米原を通過していたようです。



ようやく起きたら(かなり気だるいですが・・・)京都駅でした。
銀河の乗客で結構な割合が京都で降りられます。朝7時前です。
頑張れば、かなりの観光ができる感じでしょうか。



大阪まで、残りわずかとなってきましたが、通路側でのんびりたそがれて景色を見たりします。



とうとう大阪駅が・・・・予定通り7時18分に到着して、寝台急行の旅が終わりました。



大阪駅に到着すると、程なく回送になって、宮原車両基地に向かって出発しました。東京から大阪までの長旅お疲れ様でした〜




■おまけ 2008年3月14日 最終運転 東京駅レポート

またもや歴史ある寝台列車が引退を迎えました。
そんな寝台急行の最後の雄姿を見届けようと2008年3月14日の東海道線ホーム10番線ホームはすざましい人だかりになっていました。

足掛け59年稼動した名門列車の最後の姿です。



すでに列車発車案内を写真に収めようと人だかりが・・・発車一時間前ですよ。



一つ一つの足跡に胸が締め付けられます。



グッツも売られていましたが、とにかくすごい売れ行きでした。



大阪行きの方向幕を東京で見るのもいよいよ最後となってしまいました。



マスコミも集結している感じでした。なんでも出発時には生中継をしたようで。



先頭部、もはやまともな写真を撮ることは不可能



本当まともな写真を撮ることが出来ませんでしたが、長い間東海道を駆けぬけた「銀河」お疲れ様でした。



寝台急行「銀河」の最後の出発を見ようと東京駅に集まったファン=14日

 「ありがとう」「お疲れさま」。14日午後11時、JR西日本の寝台急行「銀河」の最終列車がJR東京駅を大阪に向けて出発した。ホームには約2000人のファンらが駆けつけ、降りしきる雨の中、走り去る銀河を拍手で見送った。

 銀河が入線した10番線ホームは乗客やファンであふれた。会社帰りに寄った埼玉県所沢市の会社員、曽田英夫さん(59)は「59年前に走り始めた銀河とは同年代。せめて還暦まで走る姿が見たかった」と名残惜しそうだった。

 銀河は1949年から運行。高度成長期には出張族の足として親しまれたが、15日のダイヤ改正で姿を消す。(00:43)

(日経新聞より)


■関連ページ

東海道線 東京駅口で見られるブルートレイン

富士・はやぶさ乗車記 東京〜博多

急行銀河東京→大阪乗車記

思い出の富士・はやぶさ

J
R寝台特急 さよなら富士・はやぶさ 廃止最終運転レポート




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