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頑張れ東北! JR東日本パスで行った仙台・石巻日帰り旅行
〜その1 東北新幹線で石巻訪問編〜


その1-その2

■JR東日本パスでいざ宮城へ



震災後足が遠ざかっていた東北ですが、JR東日本パスという1日乗り放題の企画切符を使い行ってみることにしました。
目的は後日書きますが、被災地がいったい今どうなっているかを自分の目で確かめ、これをみている皆さんにも情報のシェアーをするためです。



1日で宮城の往復+現地移動なんで朝一の新幹線を使ったものの、パスを使う人で新幹線は超満員です。



朝4時半に家を出たこともあり、途中で意識を失ったら仙台に・・・・



2時間半弱乗り続けて



古川駅に到着



9月には震災前のダイヤにようやく戻ったようですが、当たり前のように毎日走る鉄道のありがたを改めて感じますよね。



古川駅で下車して乗り換えです。



さらに羽越東線というローカル線に乗り



気仙沼線に乗り換えて目的地の石巻を目指します。



こちらは乗り換え駅で出会った東北本線



のどかな田園地帯を走っていると本当にあの大災害がこの東北地方にあったのか、分からなくなるような錯覚に陥りそうでした。




■石巻その1〜石巻駅と中央商店街



石巻駅に到着、一見するとのどかな地方の駅の普通の風景が広がっています。



宮城県出身の石ノ森章太郎の漫画キャラクターがご覧の通り。



仙台〜松島〜石巻を結ぶ仙石線の車両がポツリ。
実は松島〜石巻は壊滅的な被害で運転再開の見込みが経っていません。早く走りたいそんな車両のさみしさを感じてしまいました。






石巻湾に向けてとりあえず歩いてみることにします。



この駅舎も震災時に津波が押し寄せて3日間冠水していたようです、今では信じられないくらい回復していますが。



駅正面の街並みの風景、いちぶ道がでこぼこしていますが、かなり回復しています。



津波に耐えた建物もご覧のようにかなり厳しい状況のものがあります。



中央商店街です、よくぞここまで戻ったという感じです。地震のときにはヘドロと車、漁船で道はズタズタになっていました。


■石巻その2〜県道7号石巻港線でみたもの(前編)



石巻は結構あっちこっちに高台があります。それでいくつか上ってみたんですが、



結構平和な街並みが、やはり高台に公園などが整備されていて津波などに対する取り組みは日常的にされていたと思いました。



その後、海側に向かってさらに歩いて行くとまだ信号が回復していない交差点に当たりました。
そこでは警察の方が指示を出していたんですが、愛知や千葉、新潟、東京(警視庁)など全国から派遣された方々でした。本当、お疲れ様です。






県道7号石巻港線を歩きます、ここら辺から被害の状況がひどくなってきました。
道こそ整備されたものの家に突っ込んだ漁船などの片づけまでは、まだできていません。










■石巻その3〜県道7号石巻港線で目にしたもの(後半)



被害状況ですが、津波の高さはおそらく普通の家の一軒家の1階の天井あたりまで津波は達したことがわかります。 2階建以上の建物でしっかりしている家は1階が被害を受けているものの残っています。



1階建もしくはダメージがひどい場合は壊滅的なダメージを受けたと思われます



ワンブロックとなりの川側に出るとびっくり、なんと陸地より水面のほうが高くなっていたんです。
被災地で地盤沈下が起きて高潮の時に水が流れ込んでくるニュースを思い出しました。



こちらでも土のうを積み上げる緊急工事をされていました。






電話線の工事をされている方がいました、こういった人たちのご尽力の積み重ねが復興につながるかと思うと本当に感謝してもしきれないです。


■石巻その4〜壊滅的な被害の門脇町



高台と川に挟まれた7号線で進むと門脇町に出ましたがさらに状況がひどかったです。



この一帯は津波だけではなく誘発して引き起こされた火事が被害を拡大させてたようです。300人を超える方が犠牲になられました。



震災前の様子をここからうかがい知ることはもはやできません。



ここら辺に来るとヘドロや腐った魚、海水などが入りじまったことが原因なのか悪臭が結構ひどいです、持ってきたマスクをここで装着しました。

蠅の発生がひどく除去作業が本格化したようです。






産経新聞が「がれきはごみじゃない」という被災者の方が話していた記事を載せていましたが、本当にそうだと思います。



崩壊した家から出てきただろうぬいぐるみが置かれてありました、持ち主元に帰れればいいんだけど。



ご高齢の方が使われていただろう台車、いろいろ考えると胸が痛くなってきます。









その2に続きます。

(追記)
門脇町の震災時の様子をこちら方がまとめています。 実は現地に行った後にこちらのサイトを知ったんですが、

門脇町の火災の消火活動

津波と火災の後の門脇町と南浜町

如何にひどかったかが分かります。




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