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 日本一海に近い駅 信越本線 青海川駅レポート


地震から復興した青海川駅を見に行った旅行記〜新潟鉄道三昧の旅(青海川・ばんえつ物語)

■青海川駅と私



1999年、能登半島を旅行して北陸本線、信越本線と乗り継いで首都圏に戻ろうとした矢先に直江津を過ぎたあたりで、左側に日本海が広がる駅が現れました。

あまりのきれいさに言葉を失ってしまいました。

それ以来その駅が青海川駅という海にダイレクトに接した駅であることを知り、いつか行ってやるぞと心に誓っていましたが、2004年に5年がかりで訪ねることが出来ました。




■いよいよ青海川駅



長岡から直江津行きの普通に乗って青海川駅を目指します。そして柏崎を過ぎるといよいよ日本海を捉える位置に線路が移ります。



そしてその瞬間地元の女の子が携帯のカメラでその夕日を撮り始めました。
僕みたいなよそ者だけではなく、地元の人にも愛されている風景であることが再確認できました。



そんなことをしているうちに青海川駅に信越本線普通電車は到着しました。


■予想通りホームに一人ぼっちの私にビックなプレゼントが



やはりまわりにほとんど何もない駅だけに僕が乗った電車が走り去るとホームには僕一人だけになりました、ただしゆっくりしている暇はありません。



下りホームであいつを待ち構えなければなりません。大阪から札幌に向かって走る夢の寝台特急トワイライトエクスプレスを。
ところが予想していた通過時間を過ぎても来る雰囲気がありません。

あれ俺の勘違いかな〜と思っていたら、とうとうやってきました!



個人的に万歳モノです!



トワイライトエクスプレスが走り去ると、とりあえずは駅の周りを撮影したりしていました、それにしても静かな駅です。
夕日が本当にきれいですが、あいにく雲が多くて完全な夕日を取るのは残念ながら無理そうです。



しかしそれでもお釣りが来るくらいの、風情を味合わせてくれました。








■駅舎



そして駅舎に入ると、青海川駅を愛する人が設けたノートや左の張り紙(JRの社員さんが張ったか?)がありました。



そして旅の記帳をおこなおうとすると、なんと僕が訪ねた7月3日に新しいノートに差し替えられていて僕がそのノートの1ページ目を書くことが出来る栄光を得ました。

なおこちらの駅舎は、2007年の新潟中越地震による土砂崩れにより崩壊してしまいました。現在は新しい駅舎に変わりました。


■そして夕日が



だいたい19時10分を過ぎると予想通り日が暮れてきました。



ここらへんから夕日が本当に素晴らしくなってきました。



青海川駅は、海の波の音と薄くらい雰囲気がますます神秘的なものにしていきます。







個人的なお気に入りショット!







そして19時30分には完全に日が暮れてしまいました。



結局19時45分の長岡行きに飛乗りましたが、賞味1時間半の滞在はあっという間でした。いつも同じようなことを書いていますが、圧倒的に時間の経過がゆっくりなのが僕にとってはたまりません。

普段の騒々しい生活も刺激にあふれて、それはそれでいいと思いますが、こんなところで時間を無駄にすることも人間の長い人生の中ではいいのかもと思っていました。

■新潟中越地震で被害が出ました 2007年7月

列車の後ろ、山肌崩落 9分後に線路のむ 中越沖地震
2007年07月17日01時14分

 JR信越線の青海川(おうみがわ)駅(柏崎市)では、駅裏のがけが幅80メートル余りにわたって崩れ、ホームの一部や線路が大量の土砂で埋まった。地震発生の9分前に列車が通過したばかりだった。

 JR柏崎駅から西へ二つ目。海とがけに挟まれた青海川駅近くの片山哲朗さん(64)は朝から、目の前の湾でモズク漁をしていた。この日が解禁日。周囲には遊漁船が10隻以上出ていた。

 10時4分。長岡発直江津行きの3両編成の上り列車が駅を出た。約30人が乗車。これが地震発生前の最後の列車だった。

 駅は無人駅。「日本一海に近い駅」と呼ばれる。上下線とも、ほぼ1時間に1本が止まる。1日の乗降客は、学生や高齢者を中心に数十人程度という。

 片山さんは海に潜り、海底で揺れを感じた。慌てて船に戻った瞬間、駅の上部のがけが崩れるのを見た。落石防止のネットものみ込まれた。「踏み台をはずしたかのように、スーッと一気に崩れ落ちた」

 周囲の船からも「あーっ」という驚きの声が上がった。「津波が来るかもしれん。すぐ上がろう」と声があがった。海は茶色に染まった。

 地震が起きた10時13分。新潟市にある運転指令室から、運行中の全列車に「止まれ」の一斉無線が流れた。

 9分差で土砂崩れの難を避けたこの列車は、青海川駅から三つ先の柿崎駅の手前で激しい揺れに見舞われた。すれ違った貨物列車はそのころ、近くのトンネル内で脱輪した。

 上り列車はその場で停車。JR社員が2台の車で現場に向かい、客を降ろして、柿崎駅までピストン輸送した。列車は現場に残されたままだという。

asahi.comより



■青海川駅復活 2007年9月

JR信越線が全面復旧、中越沖地震から2カ月ぶり
 新潟県中越沖地震で不通になっていたJR信越線の柏崎(柏崎市)―柿崎(上越市)間が13日、約2カ月ぶりに運転を再開した。これで地震の被害を受けた鉄道の全区間が復旧。同日朝、柏崎駅を出発した“1番列車”には再開を待ちわびた利用者が乗り込み、乗り慣れた通勤・通学の足の復活に笑顔を見せた。

 同区間が不通になったのは、柏崎駅から上越方面に2駅目の青海川駅(柏崎市)が土砂崩れで大きな被害を受けたため。2次災害の恐れもあり、順次、運行再開した他の路線に比べ復旧に時間がかかった。

 この日、柏崎駅では通勤・通学客ら約25人が、朝日を受けて入線した午前7時発の二本木(上越市)行き始発列車(6両編成)に乗車。ホームにはカメラを持った鉄道ファンの姿も見られた。泉田裕彦新潟県知事も乗車した。(10:44)

Nikkei Netより





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