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ニューヨーク(NewYork)旅行記

ニューヨークの目玉 タイムズスクエア。


■はじめに

1998年以来約8年ぶりとなるアメリカ本土の旅行記です。サンフランシスコ・ニューヨークを駆け足で9日間で回ってきました。
それではご覧ください。


その1、ニューヨークの地下鉄

世界でも悪名高きニューヨークの地下鉄ですが、98年に使ったときよりも安全に気楽な感じで使うことが出来ました。

車両を見回すと寝ている人もいるし、逆に言えばそれだけ安全性も増したような気がします。

僕も滞在中は夜中の12時くらいまでは気楽に使って独りよがりなニューヨーカー気分になっていました。(これについては後で強烈なしっぺ返しを食らったんですが、後日に)


いずれにせよ、少なくともマンハッタンの125Streetよりダウンタウン側だったら、日中ひと気がある中間部分の車両に乗車すれば、かなり安全に使えるなと思いました。

その2 ワールドトレードセンター跡地
2001年9月11日は確か火曜日だったと思います。実はその日に私は祖母がなくなって関東に帰らなかったりしてどたばたしていたんですが、そのときにつけたテレビのニュースは最初は映画のワンシーンみたいなイメージを持っていましたが、そこに映し出された煙が立ち昇るビルこそが世界に誇るワールドトレードセンターでした。

その後どうなったかといえば、アメリカはアフガニスタン・イラクとアメリカの抵抗勢力の拠点を相次いでつぶしにかかりました。
しかし圧倒的な軍事力を持っていながらも、ゲリラ戦のテロという恐怖を背負って生きる国になりました。

そのため入国審査も厳しくなり、指紋をとられるようになりましたし、顔の写真撮影もおこなわれるようになりました。
また私がNYに滞在している間に、オサマ・ビンラビンがテロをにおわせる発言をしたことでNYの新聞はそれをトップで報じました。

そんな世界を変えてしまったニューヨークのワールドトレードセンターの跡地には、到着したその日に向かっていました。
実はセンター跡地の地下には鉄道が復旧して走っています。
なお駅名にはWTCの名前は消えていません。
再建工事が始まっており、周りは柵で囲まれており、このように一部のスペースには事件を知らせる展示があります。

多くの観光客などが、じっと立ち止まっていました。
周りはビジネス街ですから、高いビルが立ち並んでいるわけですが、それにしてもすっぽりと穴が開いてしまったような感じです。
お土産屋さんで売られていたNYの絵葉書のどれ一つとってもWTC崩壊後の写真を見ることはありませんでした。

そんなところにNYにおけるWTCの意味を自分なりにかみ締めてみました。

その3 ブロードウェーイのミュージカルに魅せられる
実は今回ニューヨークでミュージカルを見てきました。さすがに2回ニューヨークに行っていて、あとで「えー行っていないの?」といわれるのもなんだか恥ずかしいというのがありました。

そこで、一回くらいは行ってみようと思ってまず初日「ライオンキング」に行きました。
理由は単純で、せりふがほとんど分からなくてもシナリオが単純だからワカルだろうという目論見です。劇場のチケットカウンターで40ドルのチケットを買い、20時の開演にあわせて行きました。

場内は俺と同様に考えたのか、日本人が多かったですね。(笑)

隣の席にはコロンビア人の親子がやってきていて、「俺に写真を撮って欲しい、しかもそれをメールで送って欲しい」なんてメルアドまで渡される、かなり強引なオーダーが出ましたが、お人よしの日本人は撮って日本からメールに添付して送ってあげましたよ。


ミュージカルは思っていたよりも迫力があり、予想以上の面白さがありこれはもう一発行こうと思ったのが、帰国前日に行った「RENT」です。

こちらは45ドルだったんですが、座席は前から5列目と非常にいい席で、ほとんど目の前で舞台が繰り広げられているような錯覚にオチいました。

どちらかというと「RENT」の方が英語が難しく中身を把握するのに苦労しましたが、感動したのは「ライオンキング」より「RENT」でしたね。

終了したのは22時30分頃だったか、やけに気持ちがハイになっていました。
その後見納めになるタイムズスクエアーの交差点をもう一回見ておくかという気持ちでぶらぶらして、いざ23時頃だったと思いますが、地下鉄の駅に向かう時に「NYの洗礼」を受けることになりました。続きは次回に・・・・・・・



その4トラブル発生

いよいよアメリカネタも最後に近づいてきました。
帰国前日「RENT」を見にいったのは、この前の日記で書いた通りなんですが、実は観るために最寄の駅に着いたときに駅のボランティアかスタッフか分かりませんが、チラシをくれました。そこには窃盗、スリなどの犯罪が多発しているのでご注意といった内容でした。

正直地下鉄にかなり乗りまくっていたので、「へえー」程度でしたが・・・・・・
前書いたように帰国前日の23時ごろタイムズスクエアで最後のNYを見て、いざ帰ろうとしました。

週末で人通りも多かったんですが、ふと通り過ぎたビジネスマン風の黒人男性が私とすれ違いざまに眼鏡を落としました。

正直ぶつかった認識もなかったので、あまり気にせずに100メートル以上先の駅に向かい、改札を抜けて宿に戻る@(UPTOWN)のホームに向かうべく、階段を降り始めたときに、
後ろから「Excuse me」という声が連発したのが聞こえました。

振り返るとなんと先ほどの男性(見た瞬間思い出しました)、そして彼は眼鏡を左手にもって指を指しています。
そこにはなんと
ヒビがお見事に入った眼鏡が・・・・・・

ここらへんから私も冷静じゃなかったんですが、ようは「お前が眼鏡壊したから、弁償しろよ」と言っているのが分かりました。

とっさに考えたのが翌朝7時には空港に向かわなければいけない、手持ちのキャッシュも40ドルしかない、こっちのおかしいと主張している間に飛行機に乗り遅れてしまう可能性がある点でまずヤバイな思いました。

さらにそのときにオレの背中越しに別の黒人のおっさんがぶつかってきて、そのときにズボンのお尻のポケットがまさぐられたような感じになりました。「このときにスリなのか?」、「このオヤジとつるんでいるのか?」、さまざまな推測が頭をよぎりましたが、いずれにせよ「やばい」と思った私がとった行動は
、とっさに背中を彼から振り向き持てる力の限り走って逃げ始めました。

階段をおりきって、振り返ると少なくとも
彼が追っかけてくるのが分かりました。(ほとんど記憶が吹き飛んでいるので分かりませんが)私の目の前にはS線が止まっていましたが、いつ発車するか分からないので無視して、今度はA、C線の方に向かう通路に出ましたが、直線距離が長くばれやすいと判断して、脇の階段を下りて今度は7線のホームに向かいました。

かなりパニックになっていたんですが、いきなり電車に乗ってしまうと見つかる可能性がありそうなので、柱に隠れて出発しそうな瞬間に飛び乗りました。(まけた自信はありましたが・・・・・)

飛乗っのたのはいいんですが、いよいよ本来帰るべき方向とは、まったく違う東へ向かう羽目になります。そんなわけで乗り換えなければなりません。

しかし時計を見ると23時30分を過ぎています。さすがに人気もへり、かなり気味悪くなっています。そうはいうものの42stの駅はひょっとしたらあいつらいそうなので、よけつつ帰るしかないです。(タクシーを使って帰ろうという発想がありませんでした。貧乏旅行人の悲しい性かな・・・・)

結局3回遠回りして地下鉄を乗り換えて、最後は駅と駅の間を歩いて宿に着いたのは夜中の1時を回っていました・・・・・・

【後日談】日本に帰ってニューヨークの犯罪に関するサイトをチェックすると見事な書き込みが・・・・・・

最近発生しているたかりの手口:
道でわざと人にぶつかり、持っていたメガネを落として、メガネが壊れたからと修理代をくれとたかってくる。メガネは初めから壊れているのです。怒って文句をいってくるというよりも、壊れたことを残念がって同情を呼んで、お金を少しでもせびろうとするケースが多い様です。人が多く、どうしても人とすれ違い様に方が触れてしまうようなタイムズスクエア周辺のメインの場所です。

彼らは人に危害を加えようなどとは考えていませんし、周りに人が多いので、無視して歩きましょう。止まって話を聞いていたりすると、なにか相手に同情して、お金を渡したくなるような状況になりますので、そのまま歩いていって下さい。しつこく追っかけてくるというようなことはありません。(2004年7月)

典型的な犯罪のパターンだったんですね。はぁ〜、おかげで帰国して2日間はなれない全力疾走で足が筋肉痛になりました。

これからニューヨークに行かれる方は気をつけてくださいね。

エンパイヤーステートビル

■おまけ

タイムズスクエアの名物男
NAKED COWBOY

真冬のNYですごいもんです。


セントラルパークにいたリス君。


ブルックリン橋のほとりから撮ったマンハッタン。
1月の極寒の中、当然観光客は誰もいなくて雰囲気悪いは、三脚も風で吹き飛ばされそうで、その風も半端じゃなく身体に吹き付けて、正直まともな夜景が撮れませんでした。(正直320が限界でしょうか・・・・・)

いざロマンチックなNYですが、撮っているときはまさに「拷問」に近い状態でした。

帰り地元のおっさんに「こんな寒いのによくまあ」みたいな感じで、あきられてしまいました。


ブルックリンからみたマンハッタン
エンパイヤ・ステートビルディングからみたニューヨーク その1
エンパイヤ・ステートビルディングからみたニューヨーク その2
エンパイヤ・ステートビルディングからみたニューヨーク その3




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