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■関連ページ |
癒し系鎧駅リポート&城崎温泉入浴編 |
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■第1章 福知山線・山陰本線乗車記 |
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大阪
↓
福知山
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前日、たいして寝ることも出来ず、半分頭がぼけた状態で、西ノ宮駅から大阪駅まで移動して、福知山線(愛称 宝塚線)の始発の入線を待ちました。
大阪駅でも早朝から雪が降り始めていて、より寒い北近畿に行くのに本当に大丈夫かなという不安がその時脳裏をかすめていきました。
そんなことを考えたりしているうちに電車は出発。宝塚を過ぎる頃には、夢の中へひきづられていくように眠りについてしまいました。
しばらくすると、アナウンスが響いています。周りを見回すと僕だけが車両に一人。なんと寝ている間に福知山駅についていたのです、あわててバッグを背負って隣のホームの豊岡行きに飛び乗りました。
ここら辺から編成は車掌なしのワンマンで2両編成をとってきており、一気に地方に入ってきたなという印象を強く受けることになります。
車内はかにシーズン真っ盛りということもありおばさんの団体などが非常に多くてビックリ。こんな状況が豊岡まで続きます。
さて、豊岡で乗り換えて城崎を過ぎたあたりから、いよいよ山陰本線は日本海の荒波が打ち寄せる岸壁を走って行き自然のすざましい力を見せつけていきます。
そうしているうちに青春18切符のポスターにも用いられた鎧駅(後で紹介)が現れ、観光目的の乗客はみんな海側の窓に殺到そして極め付けが鎧駅からトンネルを抜けた瞬間に両側に広がる地上からの高さ41メート余部鉄橋からの絶景です。
そうこうしているうちに最初の目的地である餘部駅に到着しました。
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福知山
↓
豊岡 |
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豊岡
↓
餘部
(浜坂行き) |
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■第2章 プロジェクトX級の賜物・餘部鉄橋 |
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早速、到着すると餘部鉄橋の入り口である線路部分にたって記念撮影をすると、駅のすぐ脇にハイクリングコースのような樹林を切り開いた道があるのでよじ登ると、そこは余部鉄橋を通る鉄道撮影で有名なポイント(左のように撮影できる。)であり、天気が悪い中、鉄道カメラマンらしき人がふたりいて度肝を抜かれました。
あんまりいるのも専門の人々に迷惑をかけるので、早々に退散して今度は、地上から橋を見るために餘部駅から地上に向かって登山道にも近い道を下っていきます。
それにしてもすざましい道です、こんな道が駅に通じる道だとは地元の方以外分からないでしょう。そしてなんとか集落に降りて橋を見上げた途端、普通電車が徐行しながら橋を渡っていく姿を拝むことが出来ました。
特に一時間に一本電車がこの橋を通る、通らないかの世界なのでなんか得した気分にもなってしまいます。
さて、橋の袂につきましたが日本海から吹き付ける風がすざましく仰天していました。なんとか橋からすぐの日本海を見に行きましたが、これもまた吹き付ける北風が本当にすごくメガネにも潮風の塩がついてきました。
ところで昔から、この鉄橋は地元の人々にも愛されてきましたが、実は痛ましい事件が昭和61年におきています。
強風にあおられた回送列車が脱線を起こし、転落した車両が下にあった水産加工工場や民家を直撃して工場で働いていた方、JRの車掌、計6人が亡くなるという大惨事を引き起こしたとのことです。
事件で被害にあった方々の慰霊の像が橋のすぐ脇に奉ってありました。
そうこうしているうちに数少ない上り電車が来るので再び駅に行くために登山を始めました。ちなみに僕が乗る電車を待っていたのは僕と学生の女の子のふたりだけ。それでも、地元に住む学生にとって餘部駅というのは通学のために必要不可欠な駅として今も大切にされているのです。
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■第3章 2005年余部鉄橋再訪 |
関東に戻ってからも2度ほど、この餘部鉄橋、鎧駅、そして日本海をみるためにやってきました。
特に鎧駅にいると本当時間のまったりした感じが本当にたまりません。
今後もチャンスをみては山陰にやってきたいと思います。
なお山陰は無難な時期はやはり夏、ただ真冬の厳しい日本海もある意味いいですよ、蟹もおいしい季節ですし!
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■時刻表(香住町ホームページより) |
上り(餘部 → 香住 → 佐津)
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下り(佐津 → 香住 → 餘部)
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餘部駅
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鎧駅
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香住駅
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柴山駅
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佐津駅
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6:27
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6:31
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6:38
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6:44
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6:48
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7:22
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7:34
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7:40
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7:45
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8:27
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8:31
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8:38
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8:44
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10:36
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10:48
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10:55
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12:22
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12:35
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12:50
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13:33
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13:37
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14:03
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15:18
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16:16
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佐津駅
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柴山駅
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香住駅
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鎧駅
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餘部駅
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7:21
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7:26
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■作家 宮脇俊三の愛した餘部鉄橋〜 |

鉄道紀行作家の宮脇俊三さんは山陰本線(特に城崎−島取間)を「山陰の景観の白眉」と評してこよなく愛していました。宮脇さんがこの景観(特に余部鉄橋が好きだったようですが。)を好んでよく行っていた事はこのページのコーナーを作った後に始めて知りましたが、僕自身はたまたま鳥取旅行に行く途中でみた、この景観に心を打たれたのがこの山陰本線との出会いでしたが、このような作家の方が深く愛した区間と僕も関西にいる間に巡り合えたことはすごく幸せだったなと思えます。 |
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