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イスタンブールショートステイ体験記





はじめに

2000年2月パリ→ブリュッセル→マドリッド→コルトバ→グラダナ→バルセロナ→ニース→モナコ→ローマ→ナポリ→ブリンシィディ→パトラス→アテネと続いた著者の学生時代の卒業旅行のヨーロッパでの最後の締めくくりはヨーロッパとアジアの文化の入り混じるトルコのイスタンブールでした。思えばテレビドラマ「深夜特急」に単純に感化されて一年二ヶ月かけて、やっとたどり着きました。ですが、そこで待っていたのは歴史ある建物、アジアとヨーロッパのなんとかではなく、「トルコの人たちのホスピタリティーでした。」


1 空港で......

新しく出来たイスタンブール国際空港で荷物をピックアップして、バスを探していたら、アテネからの飛行機で知り合った日本人おっさんがトルコ人のおっさんと僕のところにやってきました。どうもトルコ人は旅行会社の人間で前回おっさんがトルコに来たときに知り合いになったらしいのですが、「君も市内まで送ってやるよ!」とのこと。いきなり僕は見ず知らずのトルコ人の車で空港を出てイスタンブールの中心地を目指すことになりました。トルコ人のフレンドリーさをいきない味わった瞬間です。ついた後チャイを飲まないかと誘われましたが、お礼だけ言って出てきてしまいました。



2 じゅうたん屋さんとチャイ

イスタンブールの旧市街地を嫌でも日本人目当てのじゅうたん屋、革ジャン屋、お土産屋さんが恐るべき流暢な日本語で我々に話しかけてきます。「あなた日本人?」と連発されます。そうですと答えたら、あっという間にお店に連れて行かれてチャイをもてなされながらトークがはじまります。これをうざったいと思うか、一人旅の寂しさを紛らわすいい機会だと思うのか、チャイがただで飲めてラッキーと考えるのかは人それぞれでしょうが、僕はあっちこっちで話し込んでしまい、有名な観光ポイントにほとんど行けずに終わってしまいました。(ただ、アマルフィー宮殿に最終日に行ったら警備のおっさんに「今日は休館だよ。」と言われたときはがっくりきましたが)
では、どんな感じの会話になるか?「日本のどちらの出身ですか?」「千葉県だよ」「私、佐倉(千葉県にある市)に住んでいたんだよ。」という感じのローカルトークをなぜか何千キロも日本から離れたイスタンブールで展開することになります。


3 ハマム



トルコといったらハマムです。まあ観光都市イスタンブールはだいぶ高くつくところが多いですが、非常に興味深い体験が出来ます。その中でやっぱり一番印象に残るのは三助さん(おやじ)にあかすりをしてもらうとき。痛くて泣きそうになりますので要注意!すごい垢が出ますよ。僕が行ったときは三割が日本人でどこかの銭湯かと思いましたが、旅の思い出にぜひ!



ハマムのガイド(外国人が多いので英語版がある)


4 トルコのテレビドラマ

Karadenizのマスターフセインは「はぐれ刑事純情派」の主人公、柴田恭平が大好きだとのことですが。僕が滞在していたホテルの普段はナンパに精を出している宿の若いスタッフ連中も夜9時ぐらいにはじまったドラマをすざましい集中力で見てました。ストーリーは言葉の問題で良くわからないところがあるのですが、ハイジャックされた飛行機に居合わせた主人公が戦うというシナリオでした。(逆に構図が分かりやすかったから言葉が分からなくても筋は理解できた。)


5 さばサンド

沢木孝太郎の「深夜特急」でも出てきていましたが、新市街と旧市街を結ぶガラダ橋の袂で名物さばサンドは売られています。なぜか陸地ではなく、横付けされた船でさばを焼いてパンにはさんでます。食べて気がついたのはさばよりパン自体がおいしいということです。






6 狂犬病

これに関しては、このコーナーをご覧ください。


7 まとめ

たかが3泊4日の滞在なので、こんな旅行記を書くのもはばかれますが、お店に来るお客様にトルコに対する憧れをもっていらっしゃるお客様が非常に多かったものですから書いてみました。実は、僕は胃がそれほど強くないので、現地でもバーガーキングに行ったりして正直トルコ料理はそれほど食べていませんでした。(Karadenizで食べるようになって後悔しているんですが。)それでも印象に残っているのは、トルコの人たちのふれあいがあまりにも温かくて、楽しかったからだと思います。実際、親しく近づいて睡眠薬を仕込んでくる輩もいるようですが、警戒心をもちつつすばらしい思い出をみなさんトルコで作ってきてください。

ガラダ塔でハイ!チーズ!


8 おまけ

卒業旅行して一年二ヶ月。遠隔地転勤で寂しく西ノ宮をぶらついていた時、開店して間もないKaradenizを見つけました。ふだんは冒険しない僕ですが、イスタンブールを思い出して気がついたらこの店に飛び込んでいました。




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